砂糖の種類とその違いとは?上手に使ってお菓子も料理もより美味しく!

 

 

お砂糖って色々あるじゃない?

特売で買ってくるお砂糖は上白糖ってのだけど。

お菓子のレシピ本にはグラニュー糖って書いてあるのよね。

お菓子作りでは基本的にはグラニュー糖を使います。

その他にもお菓子によって、様々なお砂糖を使い分けたりしますよ♪

スーパーに行ってどれを選んだらいいかわからなくて、正直、困っちゃった。

白いのと、茶色いのとの違いとか。

それはお砂糖ができるまでの工程が違うので色が変わるんですよ。

へー!初めて知った!

もうちょっと詳しく教えてもらえる?

オッケー!

そしたら、立ち話ではアレなんで、お茶でもしながら、お話ししましょうね

 

というわけで。

「砂糖」と言っても、色の違いがあったり、たくさんの種類があってよくわからないと思います。

この記事では、砂糖の種類による違いとそれぞれの特徴を解説します。

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お砂糖の種類による違いとは?大きく分けると2つ!

お砂糖の種類は大まかに分けると2種類に分けられます!それは

  • 精製糖(分蜜糖)
  • 含蜜糖

の2つです!

それぞれ、お砂糖を作る時の製法・工程が違うので区別をされています。

大きく分けると、白い色のお砂糖は精製糖(が多い)で、茶色のお砂糖は含蜜糖です。
ちょっと例外はあるけど大体あってるので、これで覚えてもOK

砂糖のもとになるものは?

主に日本で使われている砂糖のもとになるものは

  • サトウキビ
  • 甜菜(さとうだいこん)

の二種類の植物から砂糖が作られています。

サトウキビは茎を潰して搾った汁、甜菜は根の部分を搾った汁。それぞれを煮詰めていくことでお砂糖になります。

精製糖(分蜜糖)

精製糖は、一般的には白い色をしたお砂糖が多い。

お砂糖の元になるサトウキビ、甜菜の搾り汁から、ミネラル分や不純物を取り除いて作られます。

そのため、純粋な甘みの成分「ショ糖」だけを結晶化させたものです。

蜜を分けて作られるお砂糖なので文蜜糖とも言われるんですね。

代表的な精製糖は

  • 上白糖
  • グラニュー糖
  • 三温糖
  • ザラメ等
  • 氷砂糖
  • 粉砂糖

などです。

含蜜糖

含蜜糖は、一般的に茶色や黒っぽい色をしたお砂糖です。

原料のサトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めて、結晶化させたお砂糖。独特の風味があり、香りもお砂糖の種類によって様々。また、甘み成分のほかに、鉄分、カリウム、カルシウムなどのミネラル分を含んでいます。

代表的な含蜜糖は

  • 黒糖
  • きび砂糖
  • 甜菜糖
  • 和三盆糖

など。

いや、いっぱい・・・

でもちょっと楽しくなってきたかも…!

よかった!

詳しくひとつずつ、解説していくわね♪

よく見る一般的なお砂糖の種類と特徴とは

ここからはよく見るお砂糖の種類と、それぞれの特徴について紹介したいと思います。よく使うお料理やお菓子も一緒に解説しますよ。

精製糖(分蜜糖)の種類と特徴

上白糖

日本でよく使われているお砂糖で、お砂糖といえば上白糖というくらい、馴染みのあるお砂糖ですね。

サトウキビやてんさいから取れる搾り汁を、洗浄・濃縮・濾過などの工程をへて、不純物やミネラル分を取り除いきます。最後に転化糖を加えて作られます。

白くしっとりとしていて、どんなお料理でもお菓子でも合うのが特徴です。

上白糖1種類あればオールマイティに使えるので、とても便利なお砂糖ですね。

グラニュー糖

お菓子作りには欠かせない、お砂糖「グラニュー糖」

日本では上白糖がポピュラーですが、世界的にはグラニュー糖の方がメジャーでよく使われています。

上白糖と同様の製法で作られていて、転化糖を加えずに作られるのがグラニュー糖。

糖分の純度が99%以上と、とても高く、さらさらとしていて粒が揃っています。

あっさり、さらっとした甘さで、お菓子作りにピッタリ。飲み物にもよく使われていて、カフェで出てくるスティックシュガーはこのグラニュー糖ですよね。

三温糖

三温糖は茶色がかったお砂糖ですが、精製糖なんです。

茶色になる理由は、上白糖やグラニュー糖を作るのと同じ工程で生成した原料糖を、何度か加熱してカラメル化しているから。

ほんのりと茶色で、上白糖やグラニュー糖に比べるとコクがありしっとりとしているのが特徴です。

特に和食に使われることが多く、照り焼きや煮物などに使われます。お菓子でもグラニュー糖や上白糖にはない、三温糖のコクを出したいと言った時に使ったりします。

色だけで判断すると、黒糖や甜菜糖の様なミネラル分が入ってるのかな、と思うかもしれませんが、三温糖はカラメル化したことが色のモトです。

ザラメ糖

上白糖やグラニュー糖に比べて、粒が大きいのがザラメ等。

白色のものはザラメ糖、三温糖の様にカラメル化させて作るのが中ザラ糖と言われています。

グラニュ糖に次いで糖分の純度が高いため、すっきりとした甘さが特徴です。

煮物や漬物などに使われます。また綿あめの材料としても使われています。

氷砂糖

氷砂糖はその名の通り大きい粒で、氷の様な見た目のお砂糖。

あまり見たことがないかもしれませんが、おもに2〜3センチ大の結晶タイプとロックアイスの様な大きさのロックタイプの2種類があります。

グラニュー糖と同程度の純度のお砂糖で、すっきりとした甘さが特徴。

粒子が大きいため、溶けるのに時間がかかる性質を利用して、梅酒などの果実酒や、果物と漬け込んでフルーツシロップ作りによく使われますね。

そのままキャンディー変わりに食べても美味しいですよ♪

粉砂糖

粉砂糖も名前の通り、かなり細かい粒子のお砂糖。粉糖(ふんとう)ともいいます。

グラニュー糖を細かく砕いて作られていて、すっきりとした甘さが特徴です。

お菓子の材料としてもよく使われていて、グラニュー糖の粒子よりも細かく早く溶けるため、砂糖の持つチカラをすぐに生かしたい時に混ぜ込んだりします。

また、茶こしで出来上がったお菓子に振りかけると、雪が積もった様にも見えるので、お菓子の仕上げにも使われていますね。

含蜜糖の種類と特徴

黒糖

黒糖は特有の風味とコクがある、焦げ茶色の砂糖です。
わりと固まりやすくゴツゴツとした塊になってしまって使いにくい面もありますが、最近では粉末状に加工された黒糖もあるみたい。

サトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めて作られています。そのためか、ほんのりと苦味や渋みを感じることもありますね。

精製していないそのままの原料糖を使うため、鉄分やカリウム、カルシウムなどのミネラル分や、ビタミン、タンパク質なども含まれていて、栄養価の高いお砂糖です。

お料理やお菓子には、独特な香りや風味を生かして、蒸しパンや黒蜜、黒糖パンなどに使われています。サトウキビの栽培が盛んな沖縄県ではこの黒糖をお料理に使ってラフテーなどの郷土料理にも使われているそうです。

きび砂糖

きび砂糖は精製途中の砂糖液を取り出してそのまま煮詰めて作られるお砂糖です。

ちなみに「きび砂糖」は日新製糖という砂糖メーカーのオリジナル(商標)なんだそうです。他のメーカーだとさとうきび糖、きび糖と言った商品名になってたりします。

きび砂糖は薄茶色で粒が細かく、さらっとしていて、まろやかな甘さでありながら、コクもあると言ったハイブリッドみたいなお砂糖です。

完全に精製していないので、ミネラル分が残っており、上白糖やグラニュー糖に比べて栄養価が高いのもポイント。

どんなお料理にも使いやすく、万能なお砂糖といえますね。

てんさい糖(甜菜糖)

てんさい糖は甜菜(さとう大根)の絞り汁から作られていて、薄茶色のお砂糖。

てんさい糖のイチバンの特徴は、腸内環境をよくしてくれ善玉菌を助けるオリゴ糖を多く含んでいるということ。てんさいの絞り汁をそのまま使っているので、ミネラル分も含まれています。

さっぱりとした甘味なので、様々な料理に使いやすいですね。

和三盆糖

和三盆糖は薄茶色のお砂糖でとても粒子が細かい

まろやかで上品な風味のあるお砂糖で、竹糖(ちくとう)という細めのサトウキビから作られています。主に香川県や徳島県で作られていて、地域の特産品になっているそうです。

和三盆糖は主に和菓子が主戦場!落雁や羊羹など様々な和菓子に使われています。

もちろん洋菓子でも、和三盆糖を使うことでやさしい上品な甘さになります。

とても貴重なお砂糖なので少々高価ですが、ちょっと試してみる価値はあるかもですね!

 

違いを理解して上手にお砂糖を使い分けましょ♪

ひとくちに砂糖といっても、これだけの違いがあるんだなんて

知らなかったよね?

でも、世界に目を向けるともっと色々あって…
アレとか、これとか…あ!こんなのもあったなー…ゴソゴソ…

あ、いや…

今のところは、このくらいで…

ごめんごめん、すっかりアツくなっちゃって!

でも分かってもらえてよかったわ♪

そうね!

今度スーパーに行ったら、新しいお砂糖を試してみようかなーっ

ぜひぜひ!試してみてー

よかったら感想も教えてね♪

というわけで。

今回紹介したお砂糖も日本でよく使われているものに絞ってご紹介いたしました。

毎日のお料理や、お菓子作りの時に、どんなお砂糖を使うか。お砂糖の特徴・個性を生かせばさらに美味しくなるはずです。

普段のお料理には上白糖、色を気にしないものには黒糖やきび砂糖、お菓子作りにはグラニュー糖などなど。上手に使い分けてみてくださいね。

では今回はここまでです!

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