あぁー、、またやっちゃったー。
何がいけないんだろう。
どうしました?
お葬式みたいな顔してますけど…
最近新しいお菓子を作るのに挑戦してるんだけど
毎回失敗してるの。これで3回目…
それはなんとも悲しいですね
なんで失敗したか、原因って分かります?
それがわかったら、3回もやればできるはずよね。
レシピ通りにきちんとやってるはずなのにー。
そうですよね。
何が原因か、一緒に振り返って考えてみましょうか
もしかしたら気付いてない所で失敗してるかも?
・・・そうね。
えっと、このレシピなんだけど…
ふむふむ…
ここは…
というわけで。
今回はお菓子作り初心者の方がやってしまいがちなお菓子作りで失敗する理由について、解説していきます。
後半では失敗しないためにできることについても考えてみました。あわせて読んで頂けるとお菓子作りが上手になれるキッカケになるかもです。
お菓子作りで失敗する5つの理由・原因
お菓子作りで失敗する理由っていくつかあると思います。
私が考えられる5つの理由・原因を挙げてみました。
お菓子作りで失敗する5つの理由・原因は
- 正確に材料を計っていない
- レシピの手順通りに作っていない
- やりすぎ・やらなさすぎ
- オーブンの使い方を把握していない
- 自己流アレンジ
です。
それぞれ詳しくみていきます。
正確に材料を計っていない
初心者の方がやりがちなのが、材料を正確に計らないということです。
特にお料理が得意な方はやりがちかなと思います。
正直、卵が〇〇g、砂糖が〇〇g…と確認しながら計量していく作業は、確かに面倒ではあります。
でも、お菓子は材料ごとの役割が明確にあって、材料の持つ力を組み合わせて成り立っています。
お菓子は化学・科学だ!と言われるのはそういう理由があります。
計量する道具もとても大切で、秤(はかり)なのか、計量カップなのか、計量スプーンなのか。
このあたりも正確に計る必要があります。
特に計量カップや計量スプーンを、似た大きさだから…と言って、普段使っているマグカップにしたり、ティースプーンなどにしたりするのはNGです。
さらに、すり切り1杯なのか?こんもり1杯なのか?でも全く違います(例えば、計量スプーンだと粉類はすり切り、液体は表面張力ギリギリのこんもりが基本)。
材料の種類によっても、計り方が違う場合もあります。
代表的なのは卵です。
卵はサイズが様々あり、卵1個と言っても、LサイズかMサイズかで一個あたりの分量はかなり違います。
レシピの手順通りに作っていない
レシピの手順を見落としていたり、手順通りにやらずに簡略化してしまったりすると、思った通りの出来上がりにならないことはよくあります。
お菓子は化学・科学だ、と言いましたが、手順ごとに全て意味があります。
自分では手順通りにやっているつもりでも、思い込みで飛ばしてしまっていたりすることもあるかもしれません。
やりすぎ・やらなさすぎ
やりすぎ・やらなさすぎ。というのは、前述のレシピ通りに作っていない、ということに繋がることですが。
一つ一つの手順をやりすぎていたり、逆にやらなさすぎ・やっていなかったりする場合があります。
例えば「混ぜる」という動作。〜〜の様な硬さになるまで、白っぽくなるまで、均一に混ざるまで、などの表現がレシピにされていると思います。
作るお菓子にもよりますが、しっかり混ぜなければいけない生地も、ざっくりなんとなく混ざってればいい生地もあります。
混ぜるということ、だけでもしっかり混ぜなのか、ざっくり混ぜなのか、必ず理由があります。
レシピに書いてあることを理解して、やりすぎない、やらなさすぎない様にすることが必要です。
オーブンの使い方を把握していない
家庭のオーブンというと、一般的に言えば電子レンジのオーブン機能を使うことが多いかなと思います。
オーブンの予熱をするとか、温度設定とか、焼き時間とか。とても大事なんです。
オーブンはメーカーや機種、同メーカー・同機種でも個体によってクセがあります。
よく火が入る場所、入りにくい場所、が存在します。
ですから、お菓子をオーブンに入れて、焼き時間までほったらかし!片付けしよー。というのはNGです。
たまに様子を伺って、向きを変えてみたり。レシピの焼き加減と違う様だったら時間を加減しながら焼き上げていくと良いですね。
自己流アレンジ
初心者さんで結構やりがちな自己流でのアレンジ。これはパティシエからすると失敗するしかないなーという感じです。
トッピングや、見た目を可愛くきれいにするためのアレンジはOK!どんどんやってください!って感じですが
レシピの基本となる部分の材料を変えてしまったり、分量を変更してしまったりはNGです。
例えば、グラニュー糖を入れるところを、無いからとハチミツに変えてしまったり。これはもう別物になってしまいます。
正直なところ、材料を置き換えてアレンジしていくのは、フツーのパティシエでも難しいです(笑)
ですので、自己流アレンジはNGです。
お菓子作り初心者が失敗しないために
お菓子作りに慣れていない、初心者さんでも上手にお菓子作りができる様になるためのポイントをまとめてみました。美味しくできるキッカケになればと思います。
レシピに沿って忠実に作ってみよう
失敗する理由にも書いているので、良いかなと思いましたが、めちゃくちゃ重要なので改めて書くことにします。
レシピに沿って忠実に作ってみること。これが最強の上達ポイントです。
- 材料はレシピ通りに正確に計る
- 手順を守る
- 手順をしっかり読み込んでから作り始める
- 必要な道具を前もって準備する
- 予熱の温度、焼き上げ温度、焼き時間
- 自己流のアレンジ・材料の代用はしない!
などなど。
結構お菓子作りって頭を使います。上手に、美味しくするためには、きちっと準備して、レシピを理解した上で始める必要があります。
少しずつ材料ごとの性質を学ぼう
初心者から一歩ステップアップしていく為に、という視点ですが。少しずつ材料ごとの性質や特性を学ぶといいかもです。
材料の性質が分かると、レシピの中での手順ごとの理由が分かる様になってきます。
やりすぎ・やらなさすぎ、の理由が分かる様になって、良い状態に生地を作っていくことに繋がるかなと思います。
ヒントとして、お菓子の基本の4大材料は
- 卵
- バター
- 砂糖
- 小麦粉
の4つ。
まずこの4つの性質を理解するだけでも、初級者から少し階段を上がれるかもしれません。
納得できるまで挑戦しよう
お菓子作りに限らず、どんなことにも言えることですが。レシピ通りにできるまで、作り続けてみる。
何回も挑戦していくうちに、自分で何が良かったのか、悪かったのかが分かる様になってくるはずです。
失敗で最後にしてしまえば、ずっと失敗のままです。
成功するまで、納得できるまで、作ってみて、思い通りにできた時は心から感動しちゃいますよ♪
何事も基本を守ることが上手にできる秘訣!
一緒に振り返ってみて、やっとわかったわ。
よかったです!
次はきっと上手にできますね♪
そうね。
思ってもみない所で間違ってて、自分でもびっくりしたよ
ひとつひとつ、基本に忠実に。
お菓子はレシピの通りに作るのが基本です♪
よしっ!気持ちを切り替えて。
もう一回、やってみよう!
その調子!!
やってみましょー!